◇松野仁貞のワールドリポート

新型コロナウィルス(COVID-19)感染による日本国内の死者が最悪の場合57万人に上るとの研究結果が明らかになった。オーストラリア国立大学教授らの研究で、米大手シンクタンク・ブルッキングス研究所が公表した。タイトルは『The global macroeconomic impacts of COVID-19: Seven scenarios』。全世界での死者は6800万人に達するとみられている。
研究をまとめたのは、オーストラリア国立大学教授のワーウィック・マッキビン氏とローシェン・フェルナンド氏。報告書としてブルキング研究所のウエッブサイトで公表された。
報告書によると、感染による日本の死者の推計は57万人で、韓国の27万2000人、イタリアの26万5000人を上回る。中国の死者は1257万3000人、米国は106万人が死亡すると推定されている。
